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April 19th, 2020

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ハンナからハンナへ

私はハンナ(預言者サムエルの母)の祈りに驚いています。聖書の中で(その他でも)、良いことは女たちの祈りから始まっているように思います。 多くの場合、絶望の祈りを捧げるのは絶望にある女なのです。

ハンナの前にはサラ、リベカ、ラケル、ミリアム、エジプトにて、息子たちが殺された、全てのユダヤ人母親たちがいました。神さまは彼女たちの、不妊やその子供たちに起こった困難を用いて、彼女たちがより深く執り成して祈るよう、梃入れされたのです。

ハンナは不妊であったため、彼女の夫はもう1人妻、ペニナを迎え、その妻から子供たちをもうけました。ペニナは彼女をからかいました。ハンナは、ペニナに比べ信仰深かったのに、「祝福」されていませんでした。彼女は落胆し、苦々しさを感じ、不満を持ち、また少し、神と夫に対し怒りを感じていました(第1サムエル1:7

彼女は絶望の祈りをするところまで追い詰められていました(そここそ、最初から神さまが彼女を追い込もうとしておられたポイントだったのです)。ハンナは食事を摂ろうともせず 、ただひたすら泣き、祈っていたのです。

1サムエル1:10 – ハンナの心は痛んでいた。彼女は主に祈って、激しく泣いた。

苦悩の底からの祈りで、彼女の魂は神さまに焦点を合わせ、主に誓いを立てました。もし子供に恵まれたなら、その子供を主に捧げると誓いました(11)。当時、統治する士師もおらず、明快な預言もなく、祭司職は腐敗してしまっていました。この1人の女性の焦点が絞られた祈りと献身が、歴史の全てを変えました。

ハンナの祈りは、ゲッセマネにおけるイエスさまの祈りや、ペンテコステ(シャヴオット)の弟子たちの祈りと比べることができます。祭司のエリは彼女が酔っ払っているのかと思いました(14)。しかしハンナは「いいえ」と答え、続けて言いました「私は主の前に、私の心を注ぎ出していたのです。 1サムエル1:15。彼女の魂からの注ぎ出しの深さ故に、彼女の祈りは答えられたのです。

彼女の祈りに対する即時的な答えは、「この子1サムエル1:27)だったのです。しかしこの子は、ただの普通の子供ではありませんでした。古代イスラエルに、彼は預言の賜物を回復しました。事実、彼は預言の新しい時代を切り拓いたのです。彼は王国に;ダビデ王に油注ぎをもたらし、それは究極的には、やがて来られるメシアのためでした。

預言の賜物は、2に記されている彼女の歌った讃美のように、第一にハンナにもたらされました。(この「ブレークスルー」を成し遂げた女性のため、聖書の内、2つの章全部が割かれているのです。)彼女の歌には以下の事が啓示されています:

  1. 死人の復活:YHVH(主)は殺し、また生かし– 2:6.
  2. よみに降り、そして帰ってくる:主はよみに下し、また上げる– 2:6
  3. 貧しい人々に対する正義:主は、弱い者をちりから起こし– 2:8
  4. 王国の権威:彼らに栄光の位を継がせます– 2:8
  5. 裁きの日:YHVHは地の果て果てまでさばき– 2:10
  6. ダビデの王国:ご自分の王に力を授け– 2:10
  7. イェシュアの王国:主に油そそがれた者の角を高く上げられます– 2:10

これは1つの祈りとしては、素晴らしいものだと思います。これは実は、メシアの到来と御国についての預言で、最初の直接的なものとなるのです。彼女にとって、産みの苦しみの祈りにより、サムエルを出産しただけではなく、メシアの御国についての啓示をも産んだのです。彼女はサムエルとともに、霊的にはダビデとイェシュアにとっても産みの親となりました。

彼女の祈りは、ルカ2にて、ハンナと名付けられた別の女性により、継続されました。残念なことに多くの翻訳ではこの女性はハンナではなく、アンナと呼ばれているため、読者はヘブライ語的な繋がりを見逃すことになってしまいます。ルカ2章のハンナの祈りは、第1サムエル2章のハンナの祈りの続きなのです。

[注: ハンナという名前は、ヨハネ(ヘブライ語でヨハナン)と同じく、「恵み」を意味するKH-N / חנ、の語根から成り立っており、ハンナはハナー(「ハ」は口蓋の奥で発する摩擦音”kha”)なのです。ハンナのハナーも、ヨハネのヨハナンも、恵みの人なのです。]

ハンナは、アシェル族の女預言者で、60年間昼も夜も祈り続けていました。彼女はやがて来たるメシアの誕生のため、執り成しの祈りを続けて来ていました。最初のハンナが祈りの答えとしてサムエルを授かったように、彼女は祈りの答えとしてイェシュアをみたのです。

ルカ2:37-38 – その後やもめになり、84歳になっていた。そして宮を離れず、夜も昼も、断食と祈りをもって神に仕えていた。ちょうどこのとき、彼女もそこにいて、神に感謝をささげ、そして、エルサレムの贖いを待ち望んでいるすべての人々に、この幼子のことを語った。 

祈り、預言、油注ぎはハンナからサムエル、そしてダビデ、ハンナ、イェシュアへと流れていきました。ハンナからハンナへ繋がっている糸を見過ごさないでください。

ハンナの預言的祈りの力は、神さまが彼女を絶望的な状況まで追い込むことがなければ、成就することはなかったかも知れません。絶望の淵から発せられた執り成しの祈りにより、世界を変えた油注ぎが開放されたのです。

しばしば、神さまは、私たちが困難な状況にあうことをお許しになるとき、私たちは自身の緩和を求めます。私たちの前に立ちはだかる困難や逆境を受け入れ、私たちの否定的な感情を、より深いレベルの祈りの流れに変えて行きましょう。痛みや、怒り、涙、不満、悲しみ、打ち砕かれた状態にある人間の魂の奥深くから、神さまに向かって祈り叫ぶとき、大いなるブレークスルーが生み出されます。

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By |2020-04-19T14:46:39+00:00April 19th, 2020|Comments Off on ハンナからハンナへ